第4巻
日本語 近代への歩み
- 国語学史2

7,500円+税 ISBN:978-4-87424-504-0
2010年11月刊行


日本語史・日本語学史・国語教育に大きな影響を与え続けてきた、古田東朔の著作集全6巻の第2回配本。本巻では、 幕末・明治以降の日本語研究史に関する諸論考の中から、文字・文法・語彙・国語施策についての論文を収録。


【目次】
1  音義派「五十音図」「かなづかい」の採用と廃止
2  文法研究の歴史
3  品詞分類概念の移入とその受容過程
4  登尓波考
5  『訳和蘭文語』から『小学日本文典』、『日本文典』へ
6  日本文典に及ぼした洋文典の影響―特に明治前期における
7  明治前期の洋風日本文典
8  明治以後最初に公刊された洋風日本文典―古川正雄著『絵入智慧の環』について
9  中金正衡の『大倭語学手引草』
10 西周『百学連環』『知説』中の文法説について―明治初期洋風日本文典考1
11 中根淑『日本文典』の拠ったもの―明治初期洋風日本文典考2
12 田中義廉『小学日本文典』の拠ったもの―明治初期洋風日本文典考3
13 物集高見博士『日本文語』の拠ったもの―明治初期洋風日本文典考4
14 大槻文彦の文法
15 「海」へ注いだ流れの一つ―『小学読本』と『言海』
16 明治以降の国字問題の展開
17 明治から終戦までの教科書に表れた国語施策