第3
日本語へのまなざし 内と外から
- 国語学史1

8,500円+税 ISBN:978-4-87424-482-1
2010年6月刊行


日本語史・日本語学史・国語教育に大きな影響を与え続けてきた、古田東朔の著作集全6巻の第1回配本。本巻では、近世国学を中心とする明治以前までの日本語研究史と、アストンやホフマン等の外国人の日本語研究に関する論文を収録。

【目次】
1 江戸時代までの文法観-詞辞の意識・てにをは・活用-
2 『和歌八重垣』をめぐって
3 『語意』の三写本について-版本『語意考』への過程-
4 『詞の玉緒』の先蹤としてのてにをは研究書-特に『?邇乎波義慣鈔』の内容との比較-
5 『活語断続譜』の成立は果たして享和三年六月か
6 『活語断続譜』(岡田本・神宮本)成立時期私見
7 『活語断続図説』から『活語断続譜』へ
8 『言語四種別考』から『言語四種論』へ
9 『言語音声考』から『雅語音声考』へ
10 活語断続図説・活語断続譜・言語四種論・言語音声考・解説
11 『八衢』へ流れこむもの
12 富士谷御杖の『和歌いれひも』
13 コソアド研究の流れ(一)
14 コソアド研究の流れ(二)
15 外の人々から見たク語法
16 アストンの日本文法研究
17 アストンの敬語研究-人称との関連について-
18 ホフマンの『日蘭辞典』『日英辞典』
19 ホフマン『日本文典』の刊行年について
20 ホフマンとヘボンの相互影響